適用法規及び有効吹き出し面積について
適用法規について
法令または規格の設定圧力
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No. | 法令または規格 | 設定圧力 | ||
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1 | 高圧ガス保安法 | 当該設備内の(ラプチャーディスクの許容差の上限を含めて)許容圧力を超えない圧力 | ||
2 | 圧力容器構造規格 | 当該設備内の(ラプチャーディスクの許容差を含めて)最高使用圧力以下の圧力 | ||
3 | 危険物の規制に関する規則 | 第19条2項 | 常用圧力が0.02MPa以下のタンク | 0.02~0.029MPa |
常用圧力が0.02MPaを超えるタンク | 常用圧力の1.1倍以下 | |||
第28条の31 | 最大常用圧力の1.1倍以下 |
有効吹き出し面積について
ラプチャーディスクの有効吹出し面積の算式は、ラプチャーディスクを設置する容器の適用法規または規格などにより数種あります。
なお、算式中の詳細は当該法規または規格を参照してください。
吹出し量または吹出し面積の算出一覧表
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液体 | NO. | 適用法規または基準 | 計算式 | 記号の説明 |
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蒸気 | 1 | JIS B 8226-1 | Qm=5.25KCA(P+0.1)×0.9 | Qm:吹出し量 kg/h K:吹出し係数 0.73 C:蒸気の性質による係数 A:吹出し面積 mm2 P:設定破裂圧力 MPa |
2 | 圧力容器構造規格 | |||
ガス | 1 | JIS B 8226-1 | Qm=KC'AP₁√(M/ZT)×0.9 | Qm:吹出し量 kg/h K:吹出し係数 0.73 C':断熱指数(k=CP/CV)に対する値 A:吹出し面積 mm2 P1:設定破裂圧力(絶対圧力) MPa M:ガスの分子量の数値 Z:圧縮係数 T:吹出し量決定圧力におけるガス温度 K |
2 | 圧力容器構造規格 | |||
3 | 高圧ガス保安法 | W=ACKP₁√(M/ZT) | W:吹出し量 kg/h A:吹出し面積 cm2 C:断熱指数に対する値 K:吹出し係数 0.71 P1:吹出し量決定圧力 MPa(abs) M:ガスの分子量の数値 Z:圧縮係数 T:吹出し量決定圧力におけるガス温度 K |
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4 | 発電用原子力設備規格 設計・建設規格 (JSME S NC1) |
Qm=C'KdAP₁√(M/ZT)×0.9 | W:吹出し量 kg/h Kd:吹出し係数 0.864 C':kとP2/P1による係数 A:吹出し面積 mm2 P1:設定破裂圧力(絶対圧力) MPa M:ガスの分子量の数値 Z:圧縮係数 T:吹出し量決定圧力におけるガス温度 K |
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液体 | 1 | JIS B 8226-1 | Qm=5.09AfuK'√ΔPδ | Qm:吹出し量 kg/h A:吹出し面積 mm2 fu:液の動粘性補正係数 K':吹出し係数 0.62 ΔP:液体の入口側と出口側の差圧 MPa δ:液体の密度 kg/m3 |
2 | 圧力容器機造規格 | |||
3 | 高圧ガス保安法(逃し弁 ) | W=16100KA√PG | W:吹出し量 kg/h K:総括流出係数の数値 0.6 A:流出面積 cm2 P:設定破裂圧力 MPa G:入口の温度における流体の比重 |